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試合日記・練習日記  

2月1日(土)・2月2日(日)

やり通した後の景色は美しい。やり通した者しか出ない涙もある。

2日、H25年度卒団式。頑張り抜いた6年生が次のステップに羽ばたく日。この日の為に頑張ったと言っても過言ではない。その前に土曜日は、新Aチームの練習。6年生は硬式体験。何となく6年生がいないのが不思議だった。土曜日は私も監督として最後の練習。先週からボールを持つ時間を減らし、どれだけボールを使う練習が楽か知ってほしかった。今しか出来ない練習。目的は子供たちがメンタル面で強くなることだけ。先週から見て皆頑張った。一部の3年生も入っているが、リンタロウ、ハルキ、文也も1週間で戦う姿勢になってきた。昨年と思うと、6名が残るため経験はあるが、まだまだ2〜3名しか必死になっていない。午後になり6年生が最後の練習。後輩を一所懸命教えてくれた。少しだけ私も嬉しかった。一所懸命スライディングを教えている。6年生も出来ない後輩を見て腹が立ってきたのか、怒っている姿を見て笑えた。つい最近までど叱られていた子供たちが、理解してくれない後輩に腹が立っている姿は私に似てきた。最後はH25年度公式練習最後を、たくさんの人数で終わった。新Aチームよ。やり通す「力」を持て!


日曜日、卒団式。午前中、雨で卒団試合は延期。私はいつも遠慮する。父兄と子供達で楽しむ場。残念だが来週やると聞いた。会場に入ると既に、在団生スタッフとママさんで設営されていた。優勝旗に優勝盾。正直、今年予想以上の勲章が少し誇らしかった。春先、とても勝てるチームではないと思った。H24年度も私と一緒にいた子供は3名。その他はビクビクしながら練習していたのが記憶にある。しかし、彼らは逃げなかった。苦しい練習も、罵声にも耐えた。土を耕し、種を蒔き、水をやり花を咲かす。花を咲かすためには、時には強風にも大雨にも耐えなければならない。まさに子供たちは、小学生での花を咲かせてくれた。卒団式、Aチームは13名中12名が皆勤賞。120日以上休まないことは、何より素晴らしい。Bチームからは残念ながらコウセイの1名だが、波偉斗に関しては恐らく2年か3年間休んでないだろう。継続は力。まさにそんな気がした。卒団の作文では、涙する子も沢山いたが、それは頑張った者しかわからない喜びと寂しさが入り乱れた涙。7名の6年生は、仲間達に感謝の気持ちをたくさん言っていた。小さいボールを使った野球が、大きな思い出と友達を得て上へ行く。最後までしっかりと作文が読めてお見事でした。2年間一緒に戦った楓真。最初に4番打者と決め、打っても打たなくても4番打者として育てたかった。春先は4番目の打者が、最後は4番打者に成長。何より、とにかく感情豊かでチームを盛り上げてくれた。捕手は、1年間、どうなるかと思った捕手だったが、一番チーム思いだった。それがすべてプレーに出た。の第一印象は透明人間。どこにいるのか探した。途中骨折もしたが、真面目で恥ずかしがり屋ではあったが、堅実な守備と、日記を読むと熱い気持ちを持った巧に成長しました。森道の第一印象は、言うまでもなく「水谷アレルギー」。最初はダウンばかり。フライは捕れないし、どうなるかと思った前半。しかしチーム一熱き男の子。最高の笑顔と最高の執念でチームを救ってくれました。ハルは無口で会話が成り立たない。聞いているのか聞いていないのか。野球が恐らく嫌いなんだろうと思っていましたが、いつの間にか派手なガッツポーズや後輩や仲間に対して本当の優しさを見せてくれました。駿大はほぼ6年生から入団。相当辛いと思いをしたと思いますが、よく我慢してついて来てくれました。自分の事で精一杯だった駿大がチームのために頑張っている姿は忘れられないです。そして波偉斗。2年間、100試合以上、波偉斗の投球を見ました。時に逃げ、時に考えずに投げるだけの投手でした。四球の少ない投手が、まったくストライクが入らない試合もありました。どれだけ練習しても、どれだけ良い投げ方でも、気持ちが弱いとストライクすら入らない事がわかったと思います。時として、投手は「打たせていいよ」という言葉が邪魔をします。打たせたいのは山々。しかし打たせることのできないほど動揺してマウンドで孤独感を味わうのです。波偉斗も経験したでしょう。そんな時はこう思いなさい。「絶対に打たせない」。そして、たまにはセカンドの方向や外野の子の顔を見てあげてください。いつも真っ向勝負です。主将として苦しんだ時期もありましたが、仲間にも助けられよく1年間引っ張ってくれました。そんな7名の6年生に感謝します。最後まで一緒に戦えたこと。最後まで泣いたり笑ったり出来たこと。また一つ、私自身にも自慢が出来ました。7名の6年生が一緒に卒団出来たこと。なによりの自慢です。また、いつかキャッチボールでも出来る日を楽しみにしています。卒団式に参加して頂いたご来賓の方、OBスタッフの方ありがとうございます。そして、毎年音響などやって頂ける瀧下コーチ。卒団式設営をして頂いたご父兄。そして6年生のスタッフとご父兄の方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。


H16年12月に長男と小牧原ジュニアーズの扉を叩いた。感想はない。正直、少年野球を馬鹿にしていたのかもしれない。H17年、長男5年生の時にコーチと呼ばれ、知らぬ間に毎週毎週5年以下で当時30名ほど見ていた。日曜日はスタッフが多く、5年生と4年生の一部だが、今のように組織が出来ていなかったので、いるスタッフが5年生以下を見るという組織。土曜日は地獄だった。2年生〜5年生まで最初は一緒に練習を初め、12時になると5年生と一部の4年生を除き昼寝をさせる。14時半ぐらいから、また5年生以下全員で、レベルの違う練習をしていた。夏前になると、若葉教育リーグがあり13名構成にしてCチームを作ってもらった。1つ上の学年はコーチと呼ばれる方がすごく多く、子供も6年生で13名いた。確かに楽しそうだったが、試合後はいつも叱られていた印象。私の野球理論と違うが従った。H18年度、当時監督が、子供が高校最終学年で、私がヘッドコーチと事務局を兼任した。地獄の始まり。この年に、JBLA、東海団地に初めて登録。移送も自分でやり、団旗も自分で貼り、スコアもつけながらサインを出した事もあった。救いは子供たちが必死についてきてくれた。あのメンバーで今の私の頭があれば、もう少し良い結果だっただろう。最後まで喜ばすことの出来ない指揮官だったので、最後の思い出を作るために、現ナガイスポーツ杯事務局長の近藤コーチとフレンドリーカップを作った。最後は、奇跡的な優勝だった。結果、31勝19敗。少年野球での勝利は、自分がプレーしているときより嬉しい。

その後、私は、ほかの父兄同様、子供について中学のコーチに行ったつもりが、何故だか3年生を見ることになった。息子は片隅で練習している。中学はモンスターがたくさんいた。親。そして野球を馬鹿にした子供達。帽子をかぶらずに練習している姿に憤りを感じた。私なりに向き合った。相当、当時の先生に迷惑をかけたが、大暴れ。よく父兄が口にしたのは「反抗期だから」。野球に反抗期はない。一部の親コーチを除き、クラブ化したコーチは、親の顔色を伺う。しかし、同じ志を持つ親コーチと勝つことを目標として頑張った。結果、不思議と優勝して愛日大会に行って終わったら、父兄は涙ながらに「ありがとうございました。コーチに来てくれて感謝します」と手のひらを返した。わかっていたけど、勝負事はすべて結果。2年続き、長男が3年生になる前に小牧原ジュニアーズに戻った。次男が6年生になる。よし!このメンバーと優勝しよう。2月に子供たちに言った言葉は忘れない。「俺についてこれば優勝させてやる」。その夜、次男が風呂で言った「やっちまったな〜」当時、流行った言葉。プレッシャーの中、13名の子供達と小牧市民体育大会優勝出来た。こんな嬉しいなんて・・・・・・たかが少年野球にハマりまくった自分自身。77戦。小牧原ジュニアーズが弱いと言わせたくない。とにかく、元気。元気に勝るものはないと信じて練習した。H22年、自分の子供は既に卒団している。せめて子供がお世話になったお礼と思い、1年だけ残ろうと思った。H22年は、6年生は少なかったが、上まで勝ち進んだ年度でもあった。優勝させてあげられなかった事が今でも辛い。H23年度、初めてビッグ大会で7回戦まで行った。もうその頃は、私に土日は当然ない。少年野球only。H21年度から、野球スタイルは変わっていない。元気と助け合う事だけが伝えたい。H24年度、私の土日生活も限界でこの年度を最後にしようと思った。過去にない勝率に大きな大会でも優勝出来た。この年は、本当にやっていても楽しかった。何故だか自分自身に余裕が出来た年でもあった。そしてH25年度。朝早い集合や、月曜日の仕事が辛いので本当に辞めたかったが、子供達をどんどん好きになっていく。昨年、11月に、H25年度が最後と決めた。残るなら、違う角度から少年野球を見たい。ベンチ内は、時として勝負にこだわりすぎて、周りが見えなくなる。それと、長年、同じ球団で指揮をとれば、監督様になっている自分に気がついた。これは自分をダメにする。トータル9年ちょっと。8割嫌な事、辛い事。2割嬉しいこと、楽しいこと。しかし、その2割が大きすぎて、8割を乗り越えられる。振り返ってみると色々な方と出会い、助けられここまで出来ました。そして、最高のメンバーばかりでした。アホと言われてもいい。やった者しかわからない「この景色」。私に携わってご支援頂いた方には感謝致します。


卒団式のサプライズを企画して頂いたご父兄やスタッフの方。恐らく、個人的にこんな感動したことありません。5年間の卒団生の寄せ書き。しかも全員。50名。私の宝物です。また、こんな私を信頼してついて来て頂いたスタッフや、子供達にもお礼が言いたいです。ありがとうございました。H26年度は、私が支援出来るように頑張ります。また、このホームページ日記も今日で、まずは最後です。たくさんの方から、お声をかけて頂きありがとうございました。
1月25日(土)・26日(日)

この日だけは金と同じ

平成25年度Aチーム・Bチーム最終戦。しかも最後は思い入れのある大会。Aチーム午前中にプレーボール。しっかりと子供たちのプレーを目に焼き付けたい。しかも私自身も考えてみれば背番号30は最後。良い勝負だけしてほしかった。先発投手は2年間Aチームで投げてくれた波偉斗。私も思い残す事のないように見たかった。初回安打を打たれるものの「0」をスコアボードに重ねる。相手投手のように球は速くない。時折見せる、三振を取りに行く速球が地面を叩く度に、彼の気持ちが伝わった。打線は、決して沈黙でもない。安打は出るが足を止められた。でも攻めるのが私の姿勢。何故なら0対0だし、相手好投手から連打は難しい。ベンチでもしっかり声が出ている。当然、ラストゲームだとわかっていた。守備ではサード楓真の攻守が光った。私が警戒していたのは2番打者。足が速い。内野も前に守らせる。4番でも5番でもスクイズがある相手なので出したくなかった。結局波偉斗は1安打のみ。ラストゲームで魅せてくれた。サドンデス。ノーアウト満塁から。サドンデスは打ったほうが勝つ。と思っていた。相手は5打者から。打ってくる。確信。何故なら私も表の攻撃で5番打者なら打たせる。ゲッツーだけ避けたい。浅いレフトフライ。落球!?と思った矢先に、ショート徹汰が3塁に投げずホームへ。1アウト。即3塁へ矢の送球。ありえないゲッツー。すべての判断が正しかった。その裏、1点取ればサヨナラ。6番は5年生皆実。打ち上げても良い場面だが、速いサードゴロ。ゲッツーか!??勝負の分かれ目だった。捕手はランナーを追っかけたので1アウト満塁。途中、何度も外すバッテリーでかけひきだったが、3ボールだけにはしたくないと思い、仕掛けたがファール。その後、相手の魂の投球に三振。8番4年生蓮。代打を出したかったが、サドンデスは代打が出せない。しかし、ボールが浮き始めたのか抑えがきかなくなった投手。3ボール1ストライク。打者をボックスの一番前に立たせている。投げるだけでも勇気のいる場面。最後は四球だった。5回も対戦した相手でどんどん成長していく投手。夏までは打たなくても攻略出来たが秋以降は豪腕に変わっていた。試合後、6年生も5年生も4年生までもが泣いていた。勝っても負けても同じだっただろう。まったく感情のない春先から、これだけ仲間想いで、必死になってくれた事が私も嬉しい。迅も森道も駿太もハルまでもが、後輩に「ありがとう」と言っていた。チームが1つになった瞬間でもあった。1回戦だろうが決勝だろうが関係ない。すべてやり抜いた満足感と少しの寂しさが混じった涙だった。

午後ははラストリーグの表彰式。盛大な表彰式に驚いた。優勝してたくさんご褒美を頂き、子供たちも喜んでいた。試合では3位決定戦でメダルを頂き、最高の最終戦になった。普段、2位以下は同じというのが私の持論だが、この日だけは金メダルと同じ価値のある銅メダル。「銅」は、金と同じと書いて「銅」と読む。「銀」は時として、金に少し足せば、金より良くなる。この日だけは何色でも良かった。私自身も最後のベンチ入り。1年に最低70試合としても500試合以上は指揮を執った。毎年思うが、いつも子供たちに助けられる。最高の仲間と最後の最後まで泣いたり笑ったりして戦った事。それが最高の思い出。それが学童野球。今の気持ちを忘れずに頑張ってほしい。
1月18日(土)・19日(日)

一人で持てない荷物でも皆となら持てる

いよいよ残り2試合。私自身も、シーズン初めは半信半疑で監督を継続した。最後まで出来るだろうか?10年目に突入したが、私に土日はなかった。チーム作りは本当に難しい。感情のある子供達。打てるようにする。投げられるようにする。それは個人の問題だが、1年間を通して子供達を必死にさせること。そして最後は、最高のメンバーで戦えた事を誇りに思って卒団してほしい。それが私の願い。

土曜日、学校公開日。ゆっくり寝れると思ったが、野球関係者からモーニングの誘い。電話で起こされ、ゆっくり出来ると思ったがお付き合いした。午後から練習。と言っても短時間。19日に向けての心の調整。残り2試合、1打席を大切にする。1球を大切にする。それは、中学でも高校でも同じ。明日の決勝は笑顔でやろうと決め練習終了。

日曜日、午後から試合。まずは、このような大会に参加させて頂いた事。そして最高の球場で出来ることに運営された方には心から感謝します。決勝の相手は、ここ数年本当に親交を深めて頂いた相手。今年も対戦して勝ってはいるが、左腕の凄い投手がいる。そんな投手から打って勝ちたいと思った。初回からチャンスをつかむも、1回、2回とバントが出来ず無失点。野球は一人では出来ない。ヒットを打っても、送ったり、つないだりしないと点にならない。野球の得点は人。しかし3回、高めに速い球を投げる好投手なので、高めを捨て、三振禁止にした。2回まで4奪三振をしていた。振り回す野球をしたら負ける。3回、足を絡ませ、3番ハル。絶好調男が先制タイムリー。その後もつないで、ツーアウト3塁から皆実がバントミスを帳消しにするタイムリーで大きい3得点。三振禁止で食らいついた打球は芯をとらえれば飛ぶ。次の回も、とにかく足で進塁させて徹汰タイムリー。波偉斗もランナー3塁から食らいついた。こんな攻撃が出来るとは・・・・。皆、いい顔していた。守りは、先発波偉斗がリズム良く投げる。途中、エラー2つでノーアウト1塁2塁。点差はあったが、タイムで間を取った。点差を考える事と、まず一つのアウトを取ることを言おうとしたが、内野陣の顔を見た時にまったく関係ない事を言ってしまった。「楽しんでやると言ったのに笑顔がない」。もっと笑顔でやろうとだけ伝えた。すごい4番打者を、3−3−6のゲッツーに打ち取り、無失点で切り抜ける。お見事だった。最後は、6対0からではあるが、投手を楓真スイッチ。ライトにも6年生を入れた。楓真は今年相当投げて頑張ってくれた。昨年24年度も5年生投手二人で4回の優勝をしたが、最後は波偉斗がマウンドにいた。今年も決勝の最後は波偉斗だった。しかし、昨年は特に、ダブルヘッダー決勝はいつも楓真が先発。この日だけは、最後の場面は楓真に投げさせたいと思った。今年もほとんどが二人で投げて戦った。捕手に関しては、残り1試合を残し迅がすべてマスクをかぶった。勝つと不思議なもので、反省点などない。今年のチーム特徴は、本塁打も少ない。ミスも多い。足が速い選手も少ない。投手もパワーボールは投げられない。しかし本塁打が打てなければ、皆でつなげば点になる。ミスしても投手や他の選手が頑張れば無得点で抑えた。投手のスピードがなければ、捕手と絆の配球をしてきた。これほど貧弱なチームもないが、これほど自分を犠牲にしたチームも初めてかもしれない。一人では点が取れなくても皆となら点が取れる。一人がミスしても皆でカバーすれば防げる。負けて、ボールを持たない苦しい練習も、皆とだから乗り切れた。泣いても笑っても残り1試合。負けず嫌いの私が初めて言おう。勝たなくてもいい。でも満足のいく試合をしほしい。

祝賀会は楽しかったです。設定して頂いたスタッフには感謝します。時間は短かったですが、眠気とお酒でマッサージをうけながら爆睡。何故だか記憶がない。それほど楽しかったです。勝って喜ぶ。いつもそんなチームでいたいものです。
1月11日(土)・12日(日)・13日(祝)

「ありがとな」の一言が

いよいよ、6年生も残り3週間。2月第1週には卒団式。小学生1年生から頑張っている子もいる。私が監督やる限りは、6年生が中心で最後は燃え尽きて卒団させたい。たかが少年野球。しかし、その時その時を必死にならない者には次の夢を見る資格がないというのが私の持論。軟式なだろと硬式だろうと、野球でなくても一所懸命。それが次につながると信じている。土曜日は、ナガイ杯Bチームの準決勝。Bチームは今年12試合目。まだまだ試合出来るモチベーションでない。しかし、準決勝、4対1の快勝(私はいつも通り6年生とお留守番)。結果だけお見事。決勝に進んでくれた。スコアを見たが、ポイントは、捕手の盗塁阻止。Aチームでは内野手の皆実で捕手経験は少ないが、必ず練習はさせる。あとは投手徹汰が無四球。それで十分ゲームになるのがBチーム。シーズン初め、最低でもバッテリーを作って次のチームにと思い、これだけは何とかなった。決勝は恐らく2月。無欲の勝利だが、ファイナリストになるのは素晴らしいこと。特に予選落ち寸前からの這い上がりは結果としてお見事。

日曜日、今週は、大会が出来ないと聞いていたので、無理やり練習試合を入れた。ご無理を聞いて頂いた相手には感謝します。小牧市で唯一対戦していない相手だった。練習試合とはいえ、13日にAチーム準決勝が入った為、相当課題を持って試合に挑んだが、覇気がなかった。この時期は6年生を満足させてあげたいが、気のないプレーは6年生といえども交代させた。相手して頂いた選手は5年生中心で、練習次第で相当強くなるのではないかと思う。雑な攻撃に雑な走塁。唯一の救いは打線が多少上向き。そんな事より、勝つ執念が上向きになってほしい。学校に戻り、修正練習。13日の備える。

13日、ナガイ杯準決勝。今年3回目?の相手だが抽選勝ち2回。その2回はすべて優勝、県大会につながった。春先に強豪2チームが組んだチーム。この時期は必ずまとまっているはず。試合は、先発波偉斗は立ち上がりから順調。初回攻撃、相手ミスとセフティ安打で1アウト1塁3塁の絶好のチャンス。4番楓真。スクイズファール。4番にかけた。快心の当たりが二遊間へ。セカンドの子がベース後ろにいた。まさかのライナーゲッツー。この試合のすべてだったかもしれない。アンラッキーでは済まされない当たりだっただけに悔しいが守備で我慢する事。しかし、先制は相手。粘られて先頭を四球。下位打線。100%3塁に進めると思った。(私も同じ作戦)。2アウト3塁。1番打者。レフトフライ。落球。ミスは誰でもある。痛いミスだが皆で取り返そうとした。2点差。しかしこの日は、安打がよく出る。右打者のアウトコースにスライド気味に入る球。全員、アウトコースが見えるようにクローズスタンスを徹底した。打てないなら工夫する。インに抜けた球は死球もある。中盤、2番徹汰が安打で出て、まずは1点返そうと思った。4番、5番にかけるため、当たっている3番ハルに送らせた。今考えると、2点差とはいえ走らせれば良かったと後悔。ノーアウトのランナーは中盤に1回と最終回だけ。守備は、何度も何度もノーアウトランナー1塁を作られるが、踏ん張った。サード楓真の守備や、迅の配球も良かった。レフトでミスした子はず〜と泣いている。何とかしてやりたい。最終回。6回に無理をせず9番まで回して、先頭の迅。期待とおり左中間へ。2回目のノーアウト1塁。2点差。策は限られる。単独スチールは考えられない。リスクを背負って1点だけ取りに行ってもしょうがない。ランナーを二人出したい。2番徹汰。セカンドゴロ。セカンドの子が、この日は守備位置も含めて素晴らしかった。ゲッツー。ベンチの子も声をからして必死に応援している。出られないとわかっていても必死にバット引きをやる4年生もいる。6年生の為に応援してくれていた子供達のためにも勝ちたかった。野球は不思議。6本の安打はうちにとっては素晴らしい。しかも3死球。いつも1本か2本で2点〜4点取る打線が、つながらなかった。しかし、終盤に入る5回裏。1アウト1塁から、どうしても1点がほしかったので単独スチールを出した。アウトになれば流れは100%相手に。それでも攻めたかった。ハルが盗塁でヘッドスライディング。私は、怪我するからセカンドへのヘッドスライディングは指導していないし、やらせない。しかし、ハルの気持ちなのだろう。自然と頭から行ってしまった。セーフをもぎ取った。それだけは本当に褒めてあげたい。結果、1つのミスで完敗。

試合後、この日は特にミスをした子は絶対に責められない。その子で何試合も勝ってきた。反省点は、塁が埋まったところで打たなかった事でもなく、ミスした事でもなく、負けた事でもない。試合に出たくても出られない6年生や、いつもいつもベンチで応援してくれる子達に「いつも声出してくれてありがとう」と言えない主将初め、いつも試合に出ている子供達がいる事が反省。試合に出るのが当たり前ではない。プレーもしていないのに、一緒に泣いてくれる仲間。ヒットも打っていないのに、一緒に喜んでくれる仲間がいる事を忘れてはいけない。私が唯一指導出来ること。それは、プレーより思いやり。まだ遅くない。まだ2試合ある。一緒に泣いてくれる友を大切にしてほしい。それだけで、もう十分。残り2試合。合言葉は「ありがとう」。
1月4日(土)・5日(日)

今年も感動的な一年になりますように

改めて、今年も宜しくお願い致します。4日午後から有志練習。Aチームは有志にも関わらず全員参加。Bチームも数名参加してくれた。OBの子供達もたくさん来てくれて、しかも他球団のOBまで参加。私は真剣にトレーニングする子は大歓迎です。また、4日、5日と挨拶に来てくれた子が沢山いたので嬉しく思います。OBの航も元気そうだし、龍やジャイも久々に見た。ヒロトは相変わらず面白かった。俺の身長越す前に電話で許可をとれよ。硬式でも軟式でも、野球以外のスポーツでも一所懸命やって、また顔出してください。

5日、今年正式に初練習と初試合。午前は私が毎週行く神社へ全部員で初詣。とにかく怪我や病気をしませんように。学校に戻り、試合に向けて練習。雰囲気は良い。投手二人も良いが、バッティング練習が・・・・・。午後からラストリーグ最終戦。9月に対戦させて頂いた相手。初回、先頭ハルが左中間へ。大暴走。これがすべてだったが、立ち上がり、ノーアウト3塁という最高の形が作れなかったのが反省。ヒットはいつも通りその1本。その次の回、やはり点が入る。野球とは恐ろしい。逆に本塁打を打たれる。相手は1回に中継プレーをしっかりやって本塁で刺す。うちは、いきなり中継まで暴投。私はいつも子供達言う。本塁打やヒットは一人で打てる。中継やサインプレーは一人では出来ない。ライトオーバーを打たれてもライトからセカンドへバトンを渡し、更にショートにバトンを渡し、最後は捕手にバトンを渡す。それが出来なかった事が悔しかった。うちは見ての通り、個の力はない。ならば束になって戦う。次の回も3番4番にレフトオーバー2本。特に5年生と聞いた背番号6番君。体も大きいし、スイングもフォローが大きく抜群。守備もハンドリングが見事でした。(約束通りホームページに書いたよ)。2対0から、どうやって逆転するか考えたがなかなか塁に出られない。しかし、いつも通り何だかんだで同点にする。3塁に進めば、ワイルドピッチがある。1アウトなら、高めに投げるという印象だった。本当に「らしい」同点。正直、打ってほしいし、投手も三振をバタバタととって欲しい。しかし、打てなくても何故だか点を取る子供達を褒めよう。先発波偉斗もOK。後半、楓真を投げさす予定が、あまりにサードが上手くて流れを変えられなかった。4年生二人が打席にに立てた事だけでも良い経験。これが夏前だったら、腹が立って猛練習だが、6年生は残りわずか。今、一番大事なのは、たくさんのハイタッチをして褒め合う事。下を向く時期ではない。ラストリーグは、あと1試合戦える。幸せなこと。ナガイ杯も戦える。子供たちの力で決勝や準決勝まで残った。決して強いチームではないが、必死に戦い感動出来る試合にしてほしい。今からでも遅くない。しっかり家での練習に期待します。そしてその努力が報われるように残り3週間戦うのみ。今年も大きな怪我がなく満足のいく1年にしたい。
12月29日(土)

来年も宜しくお願いします。良いお年をお迎えください。

覚えていますか?私たちの時代の少年野球。その時の気持ち。今の少年野球とはまったく違う。野球の質、なにより試合数。そして父兄参加型。しかし、小学生時代も中学も何もかも、ゲームや遊びがない時代、野球しか頭になかった。今年度のチーム発足時の子供達の印象を覚えていますか?H25年1月、Aチームに上がってきた子供達を見た。父兄コーチも一緒に上がってきた。今の平手ヘッドコーチ君も私と意見が合わない時期もあったと思うが、Aチームの最終学年とBチーム以下は違う事に即、気がついてくれた。今では、本当に信頼出来るコーチ。子供たちは、投手がストライクを取れるぐらいで、今では考えられないほどプレーも雑で熱い気持ちも今ほどなかった。救いはファイティングポーズを取ってAチームに上がってきてくれたのが救いだった。波偉斗も昨年、着いてくるだけの5年生。迅は捕手だが、セカンド送球はゴロ。巧はどこにいるのか分からない存在。森道は、私の顔を見るたびに気持ち悪いとリタイヤ。楓真はフライが取れない。ハルは感情すらない。駿太はキャッチボールさえ出来ない。鮮明に覚えています。そんなメンバーが、12月に入り大きく見えだした。6年生にとっては自分自身の来年まで勝ち残った大会が2大会ある。1つはいきなり決勝。もう1つは準決勝。勝てば決勝。ミスしてもいい。皆でそのミスを取り返そうとしてくれれば勝利の女神は微笑む

29日、今年練習最後というより、大掃除。まずは、平手コーチ初め、OBコーチの永井コーチ君。来て損したと思いますが、ネット張りや倉庫掃除ありがとうございます。山本コーチに東本コーチもありがとうございます。Bチームスタッフも少ないですがありがとうございます。年間でグランドの掃除、挨拶が一番大事な事。うちのスタッフで一番欠けているもの。子供に礼儀など言う前に、大人たちがやらなければ説得力、信頼力はない。1年お世話になったグランドや道具を大切にする気持ち。綺麗事でなく、実践する事が今の時代に必要ではないかと私は思う。

今年一年、骨折した子もいて苦しい時期もあったが、大きな病気や怪我もなく年を越せそうなこと。感謝です。来年も私自身も社会人として飛躍しなければならない年。小牧原ジュニアーズにとっても良い年でありますように。
12月21日(土)・22日(日)・23日(祭)

「頑張らなくてもいい

大勝負の三連休がやってきた。残り3大会、市長杯以外、来年1月中旬に試合がある。それまでは負けたくない。土日にすべてをかけた。土曜日ラストリーグ予選。ここまで3連勝。この試合勝てば1試合を残して1位通過が決まる。対戦相手は毎年対戦させて頂く相手。試合内容より、相手監督さんのご指導が行き渡り本当に礼儀正しいチーム。真似しなくてはと思った。行動や挨拶、社会人になって一番大事なことをしっかりやっている。試合後、早速、挨拶の練習までした。試合は、先発波偉斗。悪いなりにも5回無失点。よく振る打線なので丁寧な投球が良かった。打線は、「らしくない!?」ほど打って走って、そしてバントも決めれた。対戦相手の方に無理して雨水を取って頂いたのでグランド状況はまだやわらかい。ハル、徹汰などのバントが効果的だった。6得点がスクイズを含みすべて安打での得点なので嬉しかった。楓真の2点タイムリー。なんと言っても森道はこの日3安打。器用な子ではないが気持ちがプレーを変えている。守備は5年生ながらショートストップ徹汰のグラブさばきは見事。巧も久々に先発して安心した。試合は快勝だが、見習うべきチームであったのでプレーよりもっと大事なものを伝えたい。

日曜日、私がこの大会を重んじている理由はたくさんある。最終決戦が1月に出来る。卒団式2月までの最大の目標。第一回大会から8年連続して出場。私が指揮を執った年はドラマがある。対戦相手は、初めて相手していただくチーム。先発は波偉斗。私はいつも彼を信じている。昨年から彼の投球を何度も見てきた。初回、相手のミスで1点先制。結果これがすべてだったが、その裏、波偉斗が連打される。3安打ほど打たれたが暴走に助けられ1失点。何点取られるのだろ!?と思ってしまった。攻撃は小牧にはいない速球派の投手。リズムもいい。足を使うしかないと思ったが、ショートが左の子で、盗塁時、何度も何度もランナーとぶつかる。後から写真で見たが、互いに怪我しなかっただけでも良かった。うちの打線は沈黙だが、のんびりした巧の打席でヒントを得た。相当リズムが良いのでリズムを崩すしかない。振り遅れではなく、構え負けしている。少しだけアドバイスしただけで、四死球が拾えた。四球から初安打が5年生皆実の快心レフト線タイムリーツーベース。しかし波偉斗が流れをつかめない。追い込んでからの四球。私が一番嫌な事。スクイズも平手コーチが完全見破っているにも関わらず、捕手だけ外し波偉斗は真ん中へ。とてつもなく痛いバッテリーミス。同点。即投手交代。投げるだけの投手では勝てない。しかし捕手の迅が必死に投手を守った。投手を守るために叱られ役まで理解している。お見事。嫌な流れを断ち切ったのが楓真。最終回、サドンデスが頭をよぎった。この流れは分が悪い。下位打線からになってしまう。しかも相手投手は速い球。相手攻撃もパワフル。7回表、波偉斗が上手に間を取って死球。大勝負の始まり。この日スチールも2度刺されているのと、盗塁した子皆が足を痛めている。盗塁アウトより左投げのショートの子との接触が怖い。しかし下位打線になる前に大勝負。盗塁成功。6番タイムリーを打っている皆実が食らいつき進塁打。1アウト3塁。7番巧。2つの考えがあった。万一、動いてフライだったらゲッツー。例えサドンデスでも4年生連からの打席。ならば動かない。もう一つは、スクイズかエンドラン。投手は速い球。2球目外され、どこで動くか。復帰2戦目の巧お見事。勝ち越し内野ゴロ。コールド負けまで覚悟した初回から最後はきっちり三人で終わり、良い勝ち方が出来た。うちらしい勝ち方。安打数は言いたくない。どんな相手でも接戦にする。追い詰められてから強くなった。楓真の気持ちの入った投球と守備が流れを変えてくれた。来年も試合が出来る喜びが子供達にはあった。弱々しいチームが大きく見えた。来年の目標が出来た。

23日、3日連続で疲れもある。しかもチーム忘年会の後。しかし、試合会場が小牧原小学校で、スタッフが設営してくれた。2チームの監督さんとも話をして、うちのグランドが会場になるのも良いことだと思った。この大会には縁がない。昨年は準決勝が2月だったので棄権。今大会は、何とかここまで勝ち上がり、豊山大会で惨敗した相手。勿論先発は左腕波偉斗!?いや違う。私と村田コーチの意見は一致。前回、サンドバック状態になった楓真。波偉斗の3連投も避けたい。前回打たれたら打たれないようにすればいい。立ち上がり打たれまくった前回とまったく違い上出来。攻撃は、日曜日、相当速い投手と対戦したのでちびっこ達も三振がない。2点先制された。今年1年、対戦相手の背番号11の選手だけは止められなかった。打ってよし、捕手も投手も出来る。何より足が速い。この日も止められない。執念でつかんだ満塁も走塁ミスで一気に沈んだ。4年生の判断ミスというより突っ込む勇気がなかった。来年、再来年にはチームの中心選手。良い経験と思うことにした。この日はなんと言ってもレフト森道のビッグプレー。不器用でまともにフライも捕れなかった森道が、レフトで背走しながらのキャッチ。感動してしまった。チームでも熱き男。最終回攻撃、ベンチでは皆が声をからしている。迅を中心に何とかしたい気持ちが出ていた。初めて思った。「頑張らなくてもいい」。頑張れという言葉が失礼なほどレベルの違う相手に立ち向かっていた。1点返したのも覚えていない。恐らく、執念だけで取った1点。私にとっては大きな1点。来年につながる1点だった。学年は関係ないとはいえ、やはりパワーと足が違う。その壁を乗り越えてここまできた。試合後、まだグランドでは決勝戦をやっていたが、子供達と遊んだ。グランドが使えないためクリスマスケーキまで食べた。負けてこんな事をしたのは初めて。3日間、泣いたり笑ったり忙しい3連休ではあったが、土曜日、日曜日に勝てたことだけでも感謝。また、この子供たちにサインが出せる。28日も練習だが、残り2大会。熱い冬にしたい。
12月14日(土)・15日(日)

思い残すことがないよう

16日月曜日、超筋肉痛。日曜日、少し投げただけでも腕が痛い。土曜日はBチームの試合で7年ぶりぐらいに審判をやった。中腰なので足が痛い。普段、動いていない事がバレた。火曜日、胃腸風邪で起きれない。体、ボロボロ。薬を飲んで6時間で完治。2キロ痩せた。普段、風邪を引いた事がないので辛さがわからないが、吐き気と腹痛、熱でまったく体が動かなかったが、気合で治し、勿論会社に出勤。今は6時間後には絶好調になった。野球の話に戻し、土曜日は、ナガイ杯予選。勿論、1位通過を目指す。その前にBチーム予選。勝てば予選通過。自ら審判をやると言った。これも、久々にやってみたかった。Bチームは、約1名か2名で野球をやっている。審判をやるとよくわかる。ジャッジも悩んだら自軍より相手優先のジャッジをするのが当然だが、Bチームの投手の荒れ球は難しい。不思議なもので1失点で勝った。勝因は一つ。投手の守備だけ。初回、得点も相手バント処理ミス。Bチーム予選通過は褒めてあげたい。その後、Aチーム予選。ある意味予想通りの試合になってしまった。初回から連打で2失点。その裏、迅の長打で追いつく。逆転して最終回。2点差。守備の乱れ。しかし、負けたのは悔しいが、来週に向けて気が引き締まる。試合ばかりの12月。練習で立て直し。怪我していた巧も、来週には間に合うが怪我前の活躍が出来るだろうか?という不安もあるが、そこは今まで試合に出られなかった分活躍してくれると信じる。土曜日、試合に負けたあと、翌日クリスマス会を中止指令を出し練習にしようと思った。思い残すことがないように練習したかった。守備の乱れは5年生の徹汰から負けたので、突き放すかのようにノックをした。私も彼を叱ったりノックする事がなくなると思うと寂しくなり思う存分ノックをした。来年、チームを背負う5年生達。今は6年生の為に必死になってほしい。

日曜日。クリスマス会を中止と言っておきながら、頑張っている子供達にも楽しみをと思い私のわがままでクリスマス会実施。私はすぐに感情で動くので周りに迷惑をかける。ゴメンネ!中心になって実施していただいたご父兄には感謝します。

Aチームは残すところ3大会。来週末の3連休が大勝負。負ければ、この週ですべてが終わる。来年までこの子達と戦いたい。想いはそれだけ。土曜日はラストリーグ。日曜日はナガイ杯準々決勝。すべてをかける。月曜日は市長杯だが、日曜日終わったら考える。合言葉は1つ。来年までこのメンバーで戦う。その為には土曜日、日曜日勝つのみ。野球の神様・・・・子供たちが怪我と病気がなくベストな状態で試合に挑めますように。
12月7日(土)・8日(日)

無い物ねだり

残りわすかな大会。気温も低くなり、朝起きるのも辛い時期になってきた。土曜日、6時集合。集合時間などは私が決めるわけでもなくヘッドコーチの指示に従うだけ。言いたいこともあるが我慢!嘘!最善を尽くした調整なので運営はすべてお任せ。8時半から3連覇を目指し試合に挑む。準決勝、1回裏、4番楓真の先制打で先制。4番に当たりが出てきた。しかし、とてつもないミスから2点返される。この日1安打しか打たれていないがファーストの単純な捕球ミスからの2点は得点力のないうちには厳しかった。しかし、まだ接戦なので1アウト3塁になればと思い、スチールも勝負。ミスした子が同点の内野ゴロを打ってくれた。またまた抽選。しっかり大きい子が揃った相手チームが羨ましくさえ思えたが、このグランドは相性がいいのか抽選勝ち。準決勝の抽選勝ちは大きい。何故なら次がファイナル。

決勝。昨年と同じ相手で同じ場所。しかも1塁側。更には先発投手楓真まで同じ。昨年は無心で投げた当時5年生だった楓真、波偉斗の完封リレー。先制も1回にうちが先制。同じなのはここまで。ハル、徹汰の連打でチャンスをつかむも、ミスで得点。その裏、怒涛の攻撃をされる。たった数ヶ月まで3試合戦って互角の戦いだったが、この日はまるで中学生対園児。改めて1番打者の子が凄かった。あの飛距離がいきなり出るので外野が下がる。しかしその前にきっちり何本も打たれる。初回、無四球エラーなしで5失点。(この日は無四球でエラーなし)。勝つには、1対5からでも次の回に1点でも取れれば・・・・しかし7番4年生からの攻撃。力の差。最後まで背番号11の選手は抑えれなかったしうちの打線が打てなかった。攻撃も、点差が開けば限られる。勝負に出れないほど見逃し三振が多い。4年生や5年生は、あんな好投手と対戦出来るチャンスなのに振らない。それだけが残念。背番号12の選手も、記憶になかったがすごくパワフルで食らいつく選手。対戦相手は、振り回すだけでなくしっかり食らいついていた。被安打14。うちは4安打。うちのチームが14安打打ってくれたら気が狂うほど嬉しいだろう。まったく手も足も出なかった決勝。しかし、準決勝で当たったチームの方にも言われたが、このチームでここまで戦えることが奇跡に近い。夏までは打たなくても守備だけで勝てたが、この時期は、走れない、投手の球も速い、打たなければ勝てない時期。1点勝負になれば、2アウト3塁から打てるか打てないかが勝敗の鍵。大敗はしたが、ここまで来れた事を褒めてあげたい。土曜日、疲れはあったが、夜まで練習した。練習と言っても、ボールに食らいつく練習。6年生は、もうラストスパート。今楽しまなければならない。日曜日も2試合予定。ならばと思い、猛練習をして、夜は残念会を開いた。私のわがままだが、この時期は絶対に楽しませる。プレーは反省しても気持ちの部分は前を向くために皆で騒いだ。楽しかった。

日曜日も7時集合。ラストリーグ三戦目。土曜日打たれまくった楓真先発。結果、最終回に1安打打たれたものの、無四球完封。コントロールが良すぎると打たれやすいが、四球より勝負して打たれた方が自分のためになる。打線は、相変わらず。相手の方がパワフルだが、ここ最近、すごい活躍の1番ハルが本当に走行守で活躍。巧が怪我のためサードを守っているがビッグプレー連発。走塁ミスも多々あったが、この日は勝つことが一番良い薬。お昼を食べて市長杯2回戦。先発波偉斗は速球は投げずにほとんどスローボール勝負。抜群の制球力だったが・・・・・・相変わらず点は取れないが、初回、ハルが出て走り、2番徹汰が久々のタイムリー。この日、2試合とも4対0。これがうちの試合。巧も今月3連休には間に合いそうと朗報も入る。最後の大会ぐらいみんな揃いたい。泣いても笑っても残り2週間。ナガイ杯かラストリーグ勝てば来月中旬に試合が出来る。今願うことは、勝つことでなく怪我や病気をしないこと。それが有終の美。

この時期になっても、なかなか想いの伝えられない6年生もいるがここまでやってきた。11月、12月他球団を見ると羨ましいほどの成長と羨ましいほどのパワフルな打線をたくさん見てきた。投手の球もどんどん速くなっていき、捕手も相当肩の良い子が多い。うちの子達は成長しているのだろうか??と思ってしまうが、村田コーチが「無い物ねだり」と言われた。その通り。どれだけたくさんの大きな子がいても、どれだけ打つ子がいてもチームカラーが違う。打てないなら打てないなりの試合をすればいい。打てないなら打てるように努力する姿がいい。もともと守備から入ったチーム。元気と気持ちの強さだけは負けないようにすればチーム力も上がると信じてやってきた。まだ、振り返るには早いが、Aチーム発足して10ヶ月半。他球団がなんと言おうと私の自慢の子供達。特に波偉斗、楓真、徹汰は昨年度も一緒にAチームで戦った。あと3大会。私も思い残すことなく、しっかりと見守りたい。そして心身共に健康であってほしい。
11月30日(土)・12月1日(日)

初めて思った

先週の惜敗から1週間。先週は真っ暗になるまで練習した。まだ可能性がある限り最後まで優勝の狙いたい。11月に入って連戦。今年の人数と戦力では厳しいが、泣いても笑っても残り1ヶ月。来年まで勝ち進んでも1ヶ月半。骨折した巧が治るまでは勝ち進みたい。土曜日、朝6時45分集合。寒い。3連覇をかけて豊山・小牧大会。先週練習したことを成功させたい。初回2点先制。流れは良い。先発波偉斗も順調だったが土曜日の午前は何が起こるかわからない。2つのエラーで同点にされる。送球のミス。ミスはつきものだが、あまり送球ミスのない二人だけに私も意気消沈しそうだった。それを救ったのが1番打者ハル。すべて出塁してくれた。終わったみたらミスによる2失点はあったが、7対2。快勝。

即移動してラストリーグ予選。先発楓真。簡単に先制したが、連続四球で満塁にしてしまう。走者一掃の3塁打を打たれ逆転される。これには流れがあった。その前の回、このゲーム先発した駿太。1アウト3塁から見事な叩きで先制。そして初盗塁。3塁まで進んだ。私も駿太の活躍に心から喜んだ。しかし・・・・相手バッテリーがワイルドピッチしてもホームに返ってこない。2点目をくれると言うのに、消極的走塁がその裏の流れになる。攻撃でのミスは次の回の細心の注意が必要。3失点は痛かった。その後、この日絶好調のハルが出て即同点。波偉斗のタイムリーと迅の好走塁もあり逆転。楓真は1イニングだけランナーを背負っただけで、6イニングはパーフェクト。、皆に執念が出てきた。、ここに来て、巧の怪我が痛い。あえて下位打線を打っていたが、守備、打撃ともに一人のケガがこれほど痛いとは思わなかった。4年生の翔太も頑張ってくれているが、足とパワーが違う。翔太にとっては本当に良い経験だろう。この経験を5年生や6年生に時に生かしてほしい。2試合見て間違いなく成長した。プレーでなく「チーム力」が成長している。それが嬉しい。

日曜日、桶狭間大会2回戦。8年前ぐらいに対戦した覚えがあるチーム。どこかの会場で試合を少し見たがパワフルなチームという印象。朝集合して、いつものメニューをやってからこの日は外野守備の練習を何故だかやった。深く守って大きめの打球を練習した。内野は送球と、ベースカバー。ある意味、それが出来れば無失点に抑えれる自信もあった。試合開始。初回の守備。1番打者に痛打される。この打者は、3打席見たが、タイミングの取り方や目とバットの距離が近く、すごい打者だと思った。初回の大ピンチも無失点に抑える。攻撃はテンポの良い投手に緩急で、うちの打線では厳しい。ワンチャンスに賭ける。執念深い内安打で二人ランナーを出し、1アウトからでも送った。2アウト2塁3塁。3番迅に期待。しかし内野ゴロ。得点ならず。守備では、レフト森道が何度もスーパープレーを見せてくれる。終わってみれば、先発波偉斗、とてつもなく調子が悪い中、緩急だけで8奪三振の無失点に抑えた。しかし、相手打線が大飛球ではなく、食らいついて進塁打を打たれていたら大敗だったかもしれない。抽選へ。抽選は嫌いでない。うちの子供たちの顔が見える。皆、目をつぶっていた。相手の子達は、個の能力の高いチーム。両チームとも頑張ったがチームカラーが違った。結果抽選負け。悔しい・・・・・と皆、泣いていた。私は負けて泣く子供たちにはいつも声をかけないが、今年初めて声をかけた。「冷めた子供たちが熱く戦ってくれていることを誇りに思った。」抽選でも勝ったチームが強い。1点も取れなかった事が敗因。私は初めて負けた子供たちを褒めた。プレーでなく、気持ちの部分を褒めてあげたい。

試合後、大会の審判の方々は暖かい。2回戦で必死に戦って、泣いてくれる子供たちがいて嬉しいと言ってくれた。私に持論はその時その時を必死に戦う。誰が出ても、負けていい試合はない。超前向きに考え、今週末も3大会ある。野球の神様が「無理をするな」と私に教えてくれたのかもしれない。初めて思った。傷の残らない負けがあるとは思わなかった。想いは1つ。最後まで元気よく野球をしてほしい。